SBI証券が有価証券オプションの取引サービスを終了

2011年11月より、SBI証券は東証の有価証券オプション(かぶオプ)の取引を扱ってきましたが、2014年3月10日の取引をもってサービスを終了することになりました。

今月24日には、東証と大証のデリバティブ市場が統合となり、株式オプション等を含めた「有価証券オプション」は大証の市場に一本化されます。

市場統合後の株式オプションの扱いについて、SBI証券はまだ正式なアナウンスを行っていません。 大手オンライン証券としては初めて株式オプションのサービスを導入した同社ですが、個人投資家の取引がそれほど増えなかったことがサービス終了の理由と考えられます。

株式オプションの取引量そのものについては、昨年から増加傾向となっています。(参考:東証の有価証券オプション取引高、昨年は前年比2.6倍

しかし、現在は機関投資家が取引の大半を占めており、国内の個人投資家はほとんど取引に参加していません。 今後はオンライン証券の取扱いも含めて、個人の取引をいかに増やしていくかということが市場としての課題になりそうです。

参照: SBI証券 サービス終了のお知らせ