大阪取引所 19日から次期デリバティブ売買システムを稼働

日本取引所グループ傘下の大阪取引所は、次期デリバティブ売買システム(次期J-GATE)を今月19日から稼働します。

新システムの稼働後は、日経225先物・オプションのナイトセッションが日本時間の午前5時25分(クロージング・オークションは午前5時30分)まで延長され、米国市場の取引時間がほぼカバーされるようになります。

日経平均VI先物を除く指数先物の取引時間は、日中立会の開始時刻が午前8時45分に前倒しとなり、午前8時50分に発表されることが多い国内経済統計(GDP速報値など)に合わせて、投資家が先物を取引できるようになります。

株式の個別銘柄などを対象とする有価証券オプションについては、1万円以上3万円未満の権利行使価格が現行の1,000円刻みから500円刻みへと変更されます。

また、FTSE中国50先物、東証マザーズ指数先物、JPX日経インデックス400オプションといった新商品が加わり、一部のネット証券会社(SBI証券など)では、新システムの稼動日からこれらの商品を取引できます。

新システムの稼働に際しては、その前営業日である2016年7月15日の夜間取引(取引日:2016年7月19日)に、すべてのデリバティブ取引が停止される点に注意が必要です。

参照: JPX: 次期J-GATE稼働及び新商品の導入に係る留意事項等