米ナスダックがオプション取引所「ISE」の買収を発表

証券取引所大手の米ナスダックは9日、ドイツ取引所からインターナショナル・セキュリティーズ取引所(ISE)を買収すると発表しました。買収額は11億ドルになる見込みで、2016年下半期に買収が完了する予定です。

ISEは、主に米国の株式やETFを対象とする「証券オプション」を扱い、シカゴ・オプション取引所(CBOE)と並び、米証券市場の二大オプション取引所と称されます。

ナスダックは現在、3つのオプション市場(PHLX、Nasdaq Options、Nasdaq BX)を運営しています。ISEの買収により、今後は米国の証券オプション市場の約40%のシェアをナスダックが握るようになります。

参照: Nasdaqプレスリリース
WSJニュース