CMEグループ 過去最高の一日出来高を記録

米国最大の先物・オプション取引所を運営する「CMEグループ」は10日、米大統領選挙後の9日に同取引所で売買された先物・オプションが4,451万6,949枚に達し、2014年10月15日に記録した3,956万7,064枚を上回り、過去最高の一日出来高を更新したと発表しました。

大統領選挙後の9日には、個別の先物・オプション市場でも記録的な出来高が生じました。以下は、主な市場の概況です。

  • 金利市場の先物・オプションは合計2,664万6,985枚の出来高となり、2014年10月15日の記録(2,508万8,750枚)を上回り過去最高を更新。
  • 金属市場の先物・オプションは合計151万1,187枚の出来高となり、2013年4月15日の記録(147万8,376枚)を上回り過去最高を更新。
  • 金先物の出来高は89万7,219枚。2013年4月15日の記録(75万1,058枚)を上回り過去最高を更新。
  • 銅先物の出来高は25万6,017枚。前日に記録した過去最高の出来高(19万6,402枚)をさらに更新。
  • S&P 500 Weeklyオプションの出来高は98万4,450枚。英国のEU離脱が決定した2016年6月24日(94万8,322枚)を上回り、過去最高を更新。
  • E-miniダウ先物の出来高は65万3,408枚。2015年8月24日の記録(55万9,035枚)を上回り過去最高を更新。
  • 日本円先物の出来高は58万3,063枚。2013年6月7日の記録(55万553枚)を上回り過去最高を更新。
  • メキシコ・ペソ先物の出来高は22万4,028枚。2014年12月8日の記録(20万8,499枚)を上回り過去最高を更新。
  • WTI原油先物の出来高は186万1,909枚。2016年2月11日の記録(178万9,698枚)を上回り過去最高を更新。
  • 30年物米国債(Tボンド)オプションの出来高は27万8,046枚。2004年4月14日の記録(26万8,382枚)を上回り過去最高を更新。
  • 10年物米国債オプションの出来高は106万8,963枚。2013年6月20日の記録(102万4,109枚)を上回り過去最高を更新。
  • CME Globexの電子取引で売買された先物・オプションは合計3,997万7,534枚となり、全体の出来高に占める割合は89.8%。 2014年10月15日の電子取引出来高(3,506万7,597枚)を上回り、過去最高を更新。
参照: CMEグループ ニュース・リリース