CMEグループ 今年7月に先物のフロア取引を縮小

CMEグループは4日、株価指数の先物取引(S&P 500先物以外)、DJIA ($10)先物オプション、およびNASDAQ-100先物オプションのトレーディングフロアを2015年7月2日までに廃止すると発表しました。これらの商品は、2015年6月限を最後にフロアでは取引されなくなります。

フロア取引が縮小される背景には、米国の先物市場における電子取引の拡大があります。最近では、CMEグループのフロアで売買される先物取引の割合は全体の1%程度まで減少し、電子化の流れが加速しています。

米国でソフト市場(砂糖、コーヒーなど)の先物・オプション取引を扱う「ICE Futures」は、2012年10月に全てのオプション取引を電子化し、完全な電子取引所へと移行しました。今後、CMEグループが同様の措置をとるかどうかは分かりませんが、電子化の流れが着実に進んでいるのは確かです。

参照: CMEグループ News Releases