中国初のETFオプションが上海証券取引所に上場
2月10日より、「中国 50 ETFオプション」の取引が上海証券取引所でスタートしました。中国では初めての上場オプション商品となり、新しいリスク管理の手段として注目を集めています。
中国 50 ETFは、上海市場の主要50社の株価を反映する上場投資信託(ETF)で、このETFを原資産とするオプションが「中国 50 ETFオプション」です。上海証券取引所は、今後オプションの取引対象となるETFの種類を増やし、最終的には個別株のオプション取引(株式オプション)を上場する方針を示しています。
日本では10年以上に渡って株式オプションの市場整備が進められてきましたが、いまだに取引の普及には至っていません。将来的には、中国が日本より先に株式オプションの隆盛期を迎え、アジアのオプション市場を牽引していくことになるかもしれません。