CMEグループ、FTSEラッセルのミニ先物を新たに上場
米国最大の先物・オプション取引所を運営する「CMEグループ」は先月、指数プロバイダー大手のFTSEラッセルと業務提携を結びました。 両社の提携により、2015年10月12日にはE-mini FTSE中国50先物とE-mini FTSE100先物の取引がスタートしました。
FTSE中国50指数は、香港市場に上場している時価総額上位50銘柄で構成される株価指数です。 「E-mini FTSE中国50先物」は、この指数を対象とするミニ先物取引です。
同様に、「E-mini FTSE100先物」は、FTSE100指数を対象とするミニ先物取引です。 FTSE100指数は、ロンドン証券取引所(LSE)に上場している時価総額上位100銘柄で構成される株価指数です。
加えて、先月21日からは3種類のラッセル指数(ラッセル1000指数、ラッセル1000バリュー指数、ラッセル1000グロース指数)のミニ先物取引も始まりました。
比較的少額の資金で取引可能な「ミニ取引」の拡充により、米国の株価指数先物市場での選択肢がこれまで以上に広がります。 当初は先物のみですが、今後はこれらの市場でオプション取引が上場される可能性もあります。