Globexのオプション取引高が初めてフロアを上回る

先月、CMEグループが運営する電子取引所「Globex」で取引されたオプションは全体の52%を占め、月間ベースで初めてフロア取引を上回りました。

米国市場の先物オプション取引は、かねてよりフロア取引(オープン・アウトクライ)によって行われてきましたが、ここ数年で電子取引の割合が大きく伸びています。そして先月、Globexのオプション取引高がフロアを上回ったことは、歴史的な転換点となるかもしれません。

電子取引が普及すると、取引時間の拡大、手数料の値下げ、そして注文執行の高速化というメリットが生まれます。世界的な取引所の再編によって市場がボーダーレス化する中、取引の電子化は必然的な流れと言えます。

参照: CME Group - Monthly Options Review