米国市場 週単位のオプション取引が急拡大
シカゴ・オプション取引所(CBOE)では、株式オプションを始めとする様々なオプションが取引されています。 トレーダーはオプションの対象物である「原資産」だけでなく、オプションの「期限」も自由に選んで取引ができます。
CBOEでは限月ベースのオプションに加えて、"Weekly"というオプションが2006年に導入され、徐々に取引が増えてきました。 Weekly Optionとは、その名の通り、週ごとの満期で取引されるオプションのことです。
米国の主要指数「S&P 500」を対象とするWeeklyは、今年1月~4月の取引高が前年同期比で38%の増加となり、市場の急成長が続いています。
Weekly Optionの取引高推移
Weekly Optionは、より柔軟なトレード戦略やリスク管理を行えるといったメリットがあり、トレーダーから人気を集めています。
同じS&P 500オプションでも、数日~数週間のWeeklyから、数年単位のLEAPSまで、多様な満期で取引を行えるというのが米国市場の懐の深さと言えます。