東京商品取引所が発足 本日より取引開始

貴金属や石油製品の先物・オプションを扱う東京工業品取引所が12日、「東京商品取引所」に名称を変え、東京穀物商品取引所の農産物4商品を受け入れて売買をスタートしました。

東京穀物商品取引所は2011年にコメの先物取引を再上場するなどして復活をはかりましたが、取引の低迷が続いて61年の歴史に幕を閉じました。

東京工業品取引所でも2004年以降は取引が減少しており、2012年はピーク時の3割程度の取引高となっています。 同取引所には金先物のオプション取引も上場されていますが、2008年以降は取引が成立していません。

二大取引所が一つになった「東商取」は国内商品先物の99%のシェアを有し、世界12位の商品取引所になります。 低迷する日本の先物市場ですが、いかに投資家から信頼され、必要とされる市場になれるかが今後の課題になると思います。

参照: 東京商品取引所 HP