有価証券オプションの取引高、オンライン対応後も伸び悩み
東証の有価証券オプション(通称:かぶオプ)のオンライン取引が2011年にスタートしましたが、市場は依然として閑散としています。
(東京証券取引所 統計資料より)
昨年4月にはカブドットコム証券が国内のネット証券で初めて、有価証券オプションのオンライン取引に参入。 同年11月にはネット証券最大手のSBI証券が取扱いを開始しました。
しかし、その後も取引に大きな変化はなく、個人投資家の新規参入が伸び悩んでいる状況となっています。
オプショントレーダーとしても流動性が低い市場で取引したいとは思わないため、株式オプションを取引するなら海外市場に活路を見出した方が良いという結論になります。
「なぜ取引が増えないのか?」 「それは取引が少ないから…」という鶏が先か、卵が先かという問題に直面すると、そこから立て直すのは一筋縄ではいかないのかもしれません。
参照:
東証 統計資料