米国の証券オプション取引高、8月は前年比約2倍
米国の証券市場における8月のオプション取引高は5億5,004万枚、一日平均で2,391万枚となり、前年同月に比べて94%増という大幅な増加になりました。(前月比では37%増)
米国のオプション市場において、月間の取引高が5億枚を超えたのは史上初。 さらに、一日のオプション取引高を見ても、先月だけで歴代トップ10に4つランクインしています。 8月8日には、歴代最高となる4,153万枚のオプションが取引されました。
各国政府による金融緩和政策が行き詰まっていることに加えて、米国やヨーロッパの債務危機、新興国のバブル懸念などが連鎖的に表面化し、投資家の恐怖指数「VIX」はリーマン・ショック以降の最高値を更新。 ヘッジやボラティリティを意識した投資家が、オプション市場に殺到する状況となっています。
<個別株オプション 取引高トップ5>
- Bank of America (BAC)
- Apple (AAPL)
- Citigroup (C)
- Cisco(CSCO)
- JP Morgan Chase (JPM)
<指数・ETFオプション 取引高トップ5>
- S&P 500オプション(SPX)
- S&P 500連動型ETFオプション(SPY)
- ボラティリティ指数オプション(VIX)
- Russell 2000連動型ETFオプション(IWM)
- Nasdaq 100連動型ETFオプション(QQQ)