ネット証券4社が有価証券オプションの取扱いを開始

ネット証券4社が有価証券オプションの取扱いを開始

東証は28日、オンライン証券4社が東証デリバティブ市場に参入し、個人投資家向けに有価証券オプションの取扱いを開始すると発表しました。

まず今年3月にインタラクティブ・ブローカーズ証券が取扱いを開始し、4月にカブドットコム証券、6月にSBI証券と岡三オンライン証券が参入予定となっています。

「有価証券オプション」は、株式オプションやETFオプションといった証券に対するオプションの総称を意味します。 これらのオプションは、国外の取引所では個人投資家を中心に活発な取引が行われています。

これまで東証の有価証券オプション市場では、マーケットメイカー制度の導入などにより市場環境は整っていましたが、肝心のネット証券での取扱いが無く、取引を始めるのが難しいという問題がありました。

しかし今回、待望のネット証券による取扱いが決まったことで、日本の有価証券オプション取引が本格的な第一歩を踏み出します。

今後は国内の株式市場においても、株を保有しながらカバード・コールを売るといったことが簡単にできるようになるかもしれません。