「日経カバードコールETF」が東証に上場

シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社が設定する新しいETF「日経カバードコールETF」が本日、東証に新規上場しました。

この商品は、日経平均株価を基礎としてカバードコール戦略を行った場合の収益を示す「日経平均カバードコール・インデックス」と連動するように設定されたETF(上場投資信託)です。

<ETFの商品説明より>

日経平均株価(日経平均)を原資産として、1ヵ月ごとに新しく期近のコール・オプション(大阪証券取引所オプション市場)を売り建てる「カバードコール戦略」を行った場合の収益を表すようにモデル化されています。具体的には、各限月の取引最終日翌日(SQ日)にコール・オプションを清算するとともに、原資産である日経平均より5%高いところの権利行使価格で、新たに直近限月となったコール・オプションを売り、そのプレミアムを理論上再投資した形となっています。

SQ日の株価によっては、必ずしも理想とするリターンが得られない可能性もあるため、実際の「カバード・コール」とは似て非なるものと考えるべきだと思います。(オプションのSQ日に株価が急騰し、その後元に戻った場合など。実際のカバード・コールでは株価の上昇時に原資産を売却して取引を終えるが、このETFの運用では原資産を持ち続けることになるため、コールの売買損のみが残る。)

こういった点も含めて非常に難解なETFですが、初日は65枚の取引高がありました。

参照: 日経カバードコールETFについて
Yahoo!ファイナンス