CMEの先物・オプション取引高、2月は前年同月比17%増
米国最大の先物オプション取引所「CMEグループ」の2月の取引高は、先物とオプションを合わせて一日平均1,250万枚となり、前年同月に比べて17%増加しました。 平均取引高が1,200万枚を超えるのは2008年10月以降初めて。
一方、金融商品と農産物の先物・オプションを扱う「ICE Futures U.S.」では、前年同月比29%増となる45万8千枚の平均取引高となりました。
ここのところ商品相場と株式市場の連動性が高まっており、各国の金融緩和策によって行き場を失った投機マネーが先物市場にも流れ込んでいます。
現在の相場はファンダメンタルズを反映したものというより、投資家のリスク志向によって押し上げられている面が強いと思います。
このような投機マネーによる商品・株式の連動は、2008年のリーマン・ショック以前にも見られた現象です。