米国のオプション取引高、61ヶ月ぶりに前年同月を下回る

米オプション産業協議会(OIC)が今月発表した統計によると、8月に米国市場で取引されたオプションの総数は約2億6,300万枚(前年比10.5%減)となり、2003年7月以来、61ヶ月ぶりに前年同月の取引高を下回りました。

昨年8月には、サブプライム問題に端を発した金融危機によりヘッジや投機目的のオプション取引が急増し、過去最高の月間取引高を記録しました。 その反動もあってか、5年以上に渡って続いてきた市場の拡大が先月ついにストップしました。

ただ今年の8月は立会日が2日少なかったため、月間の一日平均取引高は前年比1.9%減にとどまっています。
1~8月のベースでは前年同期比30%増のオプション取引高となっており、年間の取引高では再び過去最高を更新しそうです。

参照: OIC プレスリリース