CMEの先物・オプション取引高、8月は前年比32%減

米国最大の先物オプション取引所「CMEグループ」の8月の取引高は、先物とオプションを合わせて一日平均1,100万枚となり、前年同月の取引高から32%減少しました。 前月比では2%の減少となっています。

昨年8月はサブプライム問題をきっかけとした商品市場への資金流入がピークに達し、歴史的な月間売買高を記録しています。 その反動もあり、8月の先物・オプション取引高は前年同月比で大幅に減少しました。

商品市場の長期的な先高感は根強いですが、目先では大きな調整局面に入ったとの見通しにより、トレーダーの間では様子見ムードが広がっています。
米商品先物取引委員会(CFTC)がファンドの規制強化に乗り出したことも、投機的な売買を抑制する要因になっています。

参照: CMEグループ プレスリリース