CMEの先物オプション取引高、5月は前年比4%増
米国最大の先物取引所「CMEグループ」の5月の取引高は、先物とオプションを合わせて一日平均1,060万枚となり、前年同月に比べて4%増加しました。
米国の先物市場では、一部トレーダーの投機的な取引による相場操縦が指摘されており、今月2日には米商品先物取引委員会(CFTC)が関係者を調査中であると発表しています。
今後、規制強化によって先物市場への資金流入が抑制されるとの見通しが広がり、5月の取引高は今年に入ってから最も低い水準となりました。
先物市場では熱狂とも言えるブームが続いてきましたが、原油市場における短期間での異常な急騰など、不安定な動きが問題視されていました。
当局が規制に乗り出したことで、ファンド勢の売買は当面落ち着きを取り戻すことになりそうです。
参照:
CMEグループ プレスリリース