個人投資家のデリバティブ取引、利用は全体の7.3%

大阪証券取引所は25日、個人投資家のデリバティブに関する意識調査の結果を発表しました。

個人投資家2,000人を対象とした調査では、デリバティブ取引について「知っている」と回答したのが全体の77.8%。 そのうち実際に取引経験があるのは9.4%にとどまっています。
全体では7.3%の個人投資家がデリバティブの取引経験があると回答しています。

また現在デリバティブを取引している投資家は、デリバティブに対して「収益性が高い」「魅力的である」といったイメージを持っている一方、デリバティブの利用経験がない投資家は「リスク感がある」「内容がわかりにくい」などのイメージを多く持つという調査結果が出ています。

デリバティブの知名度調査では、「商品先物」の知名度が83.1%でトップ。 次いで「FX」が82.9%、「日経225mini」が61.4%、「日経225オプション」が60.6%と続いています。

デリバティブは今後日本でも発展が見込まれている市場ですが、投資家の認識には依然として大きなバラつきがあるといえます。
まずは個々のデリバティブ商品についての正しい知識が浸透し、資産運用の選択肢として理解される必要があるでしょう。

参照: 大証 デリバティブに関する個人投資家意識調査(PDF)