日経225オプションのIV、約3ヶ月ぶりの低水準
日経225オプションの平均インプライド・ボラティリティ(※)が21日の終値ベースで29.6%まで下落しました。 これは28.5%で引けた1月10日以来、約3ヶ月ぶりの低水準です。(参考:ボラティリティ・チャート)
(※)本サイトでは平均インプライド・ボラティリティ(IV)の算出方法として、(1)直近3ヶ月の限月、(2)価額が3以上、(3)出来高が100以上
の条件を満たすオプションを計算対象にしています。
米国発の金融危機が最悪期を脱したとの見方から、投資家の恐怖心は薄れています。 米国市場の恐怖心を示すボラティリティ指数(VIX)は18日、20.13まで低下。 こちらは昨年12月以来の低水準となりました。
ただIVがある程度下落した後は、反動によって大きく上昇しやすくなります。
今後市場に安心感が広がり、アナリストの多くが強気の見通しを出すようになった時は「要注意のサイン」と言えるでしょう。