東証がETFオプションなどを導入、6月16日より

東京証券取引所は25日、デリバティブの新商品を6月16日より導入予定であると発表しました。 新たに導入されるのは、ミニTOPIX先物、TOPIX Core30先物、東証REIT指数先物、ETFオプション、およびREITオプションの5種類。 さらに個別株オプションの対象銘柄も拡充される予定です。

新商品の上場に伴い、午後4時30分から7時までの時間帯に「イブニング・セッション」も導入。 大証の日経225先物・オプションと同じ取引時間になります。

現在、デリバティブの分野では大証が大きなシェアを持っていますが、東証は新商品の上場によって巻き返しを図る計画です。

ただ新しいデリバティブ商品が普及するには、投資家が取引しやすい環境が不可欠です。 今後どれだけの証券会社が取引を扱うか? これが東証のデリバティブ市場の成否を左右することになります。
また東証では年明けからシステムトラブルが相次いで発生しており、取引の信頼性には不安も残ります。 投資家から信頼される市場になれるかどうか。 東証にとっては正念場の一年となりそうです。

参照: 東証からのニュース