日経225オプションのIV、過去5年間の最高値を更新
日経225オプションの平均インプライド・ボラティリティ(※)が22日の終値ベースで43.9%まで上昇。 昨年8月17日に記録した38.9%を上回り、2003年以降のデータでは最高値を記録しました。(参考:ボラティリティ・チャート)
(※)本サイトでは平均インプライド・ボラティリティ(IV)の算出方法として、(1)直近3ヶ月の限月、(2)価額が3以上、(3)出来高が100以上
の条件を満たすオプションを計算対象にしています。
本サイトの2003年以降のデータでは、日経225オプションの平均IVが40%を超えたのは今回が初めてです。 (2002年以前は日経225オプションの取引自体が少ないため、あまり参考になるデータとはいえません。)
そこで米国のVIX指数(S&P 500オプションの平均IV)に目をやると、2001年の景気後退局面においては最高で43.7%まで上昇したことがあります。
日経平均株価はS&P 500指数に比べて市場のボラティリティが高く、平均IVもVIX指数より高い水準で推移する傾向にあります。 また今回の株価下落によってVIXが最高値を更新する可能性もゼロではないため、上のチャートはピーク水準の大まかな目安として参考にすると良いでしょう。