米国市場の証券オプション取引高、11月は前年比12.9%減

米国市場の11月の証券オプション取引高は約2億4,500万枚、一日平均では1,288万枚のオプションが取引され、前年同月比では12.9%の減少となりました。 月間の取引高が減少に転じた一方で、2008年の年間取引高はすでに2007年を上回り、過去最高の取引高を記録しています。

株券オプションの取引高トップ5は、Citigroup (C)、General Electric (GE)、Proctor and Gamble (PG)、JP Morgan Chase (JPM)、Bank of America (BAC)の順となっています。

株価指数・ETFオプションの取引高では、S&P 500オプション(SPX)がトップ。
次いでS&P 500連動型ETFオプション(SPY)、Nasdaq 100連動型ETFオプション(QQQQ)、Russell 2000連動型ETFオプション(IWM)、ボラティリティ指数オプション(VIX)の順となりました。

ETFオプションの平均取引高は、前年同月比で11%増加しています。 ETFの安値水準に目を付け、オプションを利用して利益を得ようとする投資家が増えていると見られます。

参照: 米オプション産業協議会
ISEプレスリリース(PDF)
CBOEプレスリリース