米国のオプション市場、取引高の現状（2007年6月）

米国のオプション市場における取引高は、昨年までの急激な増加ペースは少し和らいだものの、依然として過去最高水準となっています。

証券オプション市場では、2007年上半期におけるシカゴ・オプション取引所の取引高が一日平均で約343万枚（前年同期比27％増）、インターナショナル・セキュリティーズ取引所の取引高が一日平均で約239万枚（前年同期比18％増）を記録しており、過去最高の取引高となっています。

先物オプション市場では、2007年第二4半期におけるシカゴ・マーカンタイル取引所の取引高が一日平均で約140万枚（前年同期比4％増）。 このうち、電子取引による取引高は19万枚に上り、前年同期比47％の大幅増となっています。 その他の先物オプション取引所でも前年を上回る取引が行われており、2007年の年間ベースの取引高が過去最高を記録することはほぼ確実と見られています。